カウンセラーになりたいけど、カウンセラーになるにはどうすればいいかわからない。そんな悩みをお持ちではないでしょうか?
カウンセラーになるには…と考えたときにまず思いつくのが「資格の取得」です。しかし、その発想は非常に危険、心理カウンセラー関連資格は今非常に人気だからです。
現在のカウンセラーの状況を踏まえて、カウンセリングで成功するための道筋を2つご紹介します。
目次
カウンセラーになるには経験と資格が大事
カウンセラーになるために大事なものを2つだけあげると【経験】【資格】になります。雇われてカウンセリングをするにしても、独立してカウンセリングをするにしても最初はこの2つに頼ることになるでしょう。
経験と資格が大事な理由は、安心・信頼につながるからです。カウンセリングは目に見えない商品です。その効果を裏付けるのは経験・資格・評判の3つだけ、評判は最初はだれもが持っていないので残りの2つで勝負します。
特に大事なのが経験です。
「こういう経験があったから、こういう資格を取ってカウンセラーとして活動しようと思いました。カウンセリングの実績は○○件あります。」
経験→資格→経験
ここで間違えてはいけないのは、資格からスタートしないことです。まずは相談に乗る、または仕事の中でこういうカウンセラーになりたいというビジョンが見えてきて…初めて取得する資格が特定できます。
さて、カウンセラーになるためには経験と資格が重要という話でしたが、実際カウンセラーとして活躍している人たちの現状を知ってから、具体的なステップを考えることが大事になります。次の項目ではカウンセラーの現状を確認していきましょう!
カウンセラーになるには…
★特に経験が大事
★とりあえず資格取ろうはダメ
★現状を知って成功戦略を練ろう
カウンセラーの働き方と収入
まずは実際にカウンセラーとして活躍している方の働き方をチェックしてみました。現状を把握してからカウンセラーになるにはどうしたらいいか戦略を練っていきましょう!
代表的な資格の「臨床心理士」で公式にアンケートを実施しているので、それを参考に考えてみましょう。図なども臨床心理士の動向調査 – 日本臨床心理士会を参考に、少し見やすく加工させていただきました。
カウンセラーは女性が多い
臨床心理士でも男女比は約80%が女性となっています。
これには2つの理由があると考えられます。
まずは需要面の理由。男女には問題解決の方法に基本的な違いを持っているといわれていて、男性が「自分で何とかしよう」と考えるのに対し、女性は「人に話してすっきりしたい」と考えます。
カウンセリングを受けたいと思うのは女性が多い
→女性の方が話しやすい
→カウンセラーも女性が求められる
したがって、カウンセラーの求人を見ても女性を求めるものばかりです。
もう一つは、供給面の理由。理屈の男性・感情の女性ですから、そもそも人の話を共感しながら受け止める能力は女性のほうが基本的には長けています。また、次に説明しますが雇われカウンセラーは稼ぎにくいという問題もあります。
男性にとっては少しハードルが高い職業といえるでしょう。でも、なれないわけではないので注意してください。
雇われカウンセラーは稼ぎにくい?
働き方は大きく非常勤/社員/独立の3つのパターンがあります。心理カウンセラーはかなりの割合で非常勤の方が多いといわれています。臨床心理士のデータでも、非常勤を含めた働き方をしている人が60%近くなっています。
また、年収もカウンセラーだけで生活するには十分とは言えない状況です。非常勤なら時給3000円以上が相場、正社員として働く場合は職場によるが臨床心理士なら年収300万円~400万円といったところが平均です。
臨床心理士の年収の割合は以下の通り。
独立カウンセラーの収入はピンキリ
独立カウンセラーについては、アンケートなどの調査もないのではっきりとデータはありませんが、年収1000万円超えも可能です。
自分を売り込む知名度・営業力・マネジメント力・時間にとらわれずに収入を生む仕組みなど実力次第では上限を決めずに稼ぐことも可能なようです。
逆に言うと、ほとんど稼ぎが0というなんちゃってカウンセラーも大量に発生しています。相談力だけでなく総合力が求められるので差がでます。
成功カウンセラーになるには、しっかりと戦略を練ることが必要です。
カウンセラーとして働く場所
カウンセラーになるには働く場所をイメージしておくことも大切です。
本業なら個人のカウンセリングルームを持つ。または、そのカウンセリングルームに所属するというのも1つです。
ほかにも兼業で学校や会社・病院などでカウンセラーとして働く方法もあります。まずは開業資金がかからないオンライン専門で仕事を請け負う人もいます。以下のようにまとめられます。
(1)公共施設(医療現場・保育施設など)
(2)教育現場(スクールカウンセラー)
(3)企業内カウンセラー(産業カウンセラー)
(4)自宅やカウンセリングルーム
自分の今の職業や環境と照らし合わせて、自分に最も向いている働き方を考えてみてください。
カウンセラーになるには資格が必要?
カウンセラーは資格がなくとも名乗ることができます。実際、資格なしで始める人もたくさん拝見してきました。ただ、安心を得るためにも資格は重要なので、本格的にカウンセラーとして活動すると決めたタイミングで資格を取得する方が多い印象です。
なのでカウンセラーになるには資格は必要ですか?という質問への答えはこうなります。
最終的にはあった方がいいけど…すぐには必要ない
臨床心理士や新しく作られたカウンセリングの国家資格「公認心理士」など、きっちりとした資格を取得する場合は年数が必要になりますが、ほかの資格なら必要性を感じた時点で取得すれば間に合います。
この点が、資格サイトだと「資格取ろう!」と言ってくるので注意が必要です。資格はあくまで道具。もちろん余裕があれば挑戦すればいいですが、優先度は働き方によって変わってきます。
自分がカウンセラーとしてどこでどう働きたいのかを考えて、そこに資格(安心や信頼)が必要なら次の武器として資格取得を考えましょう。
カウンセラー資格の種類
実はカウンセリング関連の資格は数多くの種類があります。もしすでにカウンセラーとして目指す方向性が決まっているのであれば、具体的にどの資格を取得するか考えてみてよいでしょう。
すべてではありませんが、カウンセラー資格を一部ご紹介します。
カウンセラーになるには?成功への道筋
有名な臨床心理ですら一般企業より平均年収は劣ります。そんな中でカウンセラーで食べていくなら、最終的には「個人の名前」で売れるカウンセラーを目指したいところです。
それをベースに成功するカウンセラーの道筋を大きく2つ紹介します。
副業スタートコース
おすすめの方:本業があってその中でカウンセリングも仕事にしてみたいと思い始めた方におすすめ。
①副業としてカウンセリングを実践
②資格取得や手法を確立しながら実績を積む
③独立の道を模索する
副業スタートコースで始めるポイントは、なるべく自分の職業や経験を生かしたことに特化していくとよいでしょう。悩みはなんでも聞きますというスタンスでは職業としてやっているカウンセラーにかないません。最初は小さく狭く、徐々に範囲を広げるのはOKです。
ネットなどを使って簡単に始めることができますし、マーケティング力の訓練にもなるので基本的にはこちらをおすすめします。
本業はカウンセラー!就職スタートコース
おすすめの方:本気でカウンセリングで食べていこうと覚悟が決まっている方。
①必要な資格を取得する
②カウンセラーとして就職する
③経験と実績を積んで最後に独立を目指す
働きたい場所が決まっている場合はこのルートもありです。就職をする場合は資格が必須の場合も多いので、必要な資格を取得するのが第一歩になるかと思います。
ただ、今はカウンセリング関連の資格も人気で、それだけで良い就職先に…とはいかなくなってきています。資格取得を目指しつつ、実践の場を確保して就職までに実績を積んでおくことが重要になります。
心理カウンセラーになるために今すべきこと
資格系のサイトだったら「資格を取ること」をすすめるでしょうが、それは間違いです。心理カウンセラーになるにはまず、相談の訓練を積む場所を持つこと。これが第一です。
なぜなら、今カウンセラー系は人気の資格になっているから差別化の手段にならなくなってきています。そのために、副業スタートコースでも就職スタートコースでも、今すぐ実績を積みながら学べる場所が必要になります。
資格は持ってるけどカウンセリングはやったことありません!なんて人を雇ってくれるところはこれからさらに少なくなっていきます。
カウンセラーになるための最初の一歩はこちら
実績に関係なくカウンセリング実践できる場所を探すこと
平等にチャンスがあるセラメール相談員
セラナビでは「カウンセラーになりたい」という人と「カウンセリングを受けたい」という人をつなげるマッチングサービスを提供しています。
その代表が『セラメール』です。セラメールは1通目だけ無料で相談できるメールカウンセリングサービスで、相談員になっていただくカウンセラーは1通目の相談に本気で相談に乗ってもらう代わりに、自分のカウンセリングをPRしてもよいというサービスになっています。
しかも、メール相談は基本的に件数が平等になるように振り分けるので、実績によって偏りが出てしまう他サイトとは一線を画します。
自分のマーケティング力を向上させる訓練にもなりますし、平等にカウンセリングの訓練と実績を積める場所です。カウンセラーになる第一歩として存分にご活用ください。もちろん資格も不要です。